2006-01-01から1年間の記事一覧

中村ノリ選手とプロ意識の大きな溝

オリックス中村ノリ選手が契約更改交渉を行い、態度を保留したようだ。中村選手は「9月に左手首を手術した時、球団関係者は誰も来てくれなかった。1年生じゃあるまいし、オリックスにとって僕は必要じゃないのかなと思った。冷たい。寂しいね」と語ったと…

ダーティーイメージを背負ったMatsuzaka交渉決裂で得するのは?

松坂投手のポスティングによるレッドソックス入団交渉期限が近づいてきたが、この交渉が決裂すると得するのはどこだろうか。 まず松坂本人は日米双方でダーティーイメージを植え付けられたうえにもう一年西武でプレーしなければならない。決裂した場合にそれ…

もうメジャーへ行くな!松坂投手

松坂投手の代理人スコット・ボラス氏とレッドソックスの交渉が難航しているようだ。双方の契約金の隔たりは相当大きく、ボラス氏は交渉決裂で西武残留までちらつかせているようなのだが...。 まず代理人とは何だろう。松坂投手は交渉は代理人に任せている…

ハルウララとばん馬への違い(ばんえい競馬廃止へ)

北海道のばんえい競馬が廃止になるようだ。北見市、稚内市、岩見沢市が相次いで撤退を表明し、残りは帯広市のみ。帯広市も単独開催では存続できないと表明していたこともあり、来年3月までに廃止は確定的のようなのだが、これでいいのだろうか。 毎週末にJ…

1ヵ月で講演など100件というプロアスリートの現実(チームQ)

3日連続で高橋尚子選手の話題。サンスポにこんな記事があった。「今回の敗戦で100件以上あった取材やイベント出演の依頼をすべてキャンセルし、12月中旬まで休養をとる高橋」。高橋尚子選手のプロとしての行動パターンが読み取れる。 わずか1ヵ月で1…

プロとしての自覚とは何か(高橋尚子選手)

昨日の記事「伝説の終わり、ごくろうさま高橋尚子選手」で書いたとおり、東京女子マラソンの高橋尚子選手は再び後半失速して3位に終った。高橋選手は引退を否定したようだが、それでは今後どこへ行くつもりなのだろう。 東京マラソン後の新聞記事には3位に…

伝説の終わり、ごくろうさま高橋尚子選手

東京女子国際マラソンは土佐礼子選手が最初から一度も主導権を譲らないまま優勝した。テレビ局期待の高橋尚子選手は34km地点から一気にペースダウンし、39km地点では尾崎朱美選手にも抜かれて3位で終った。伝説の終わりの瞬間。あの優勝のシドニー…

上原投手の掴む後ろ髪はない(松坂投手・井川投手のメジャー挑戦)

松坂投手に続き、井川投手もメジャーへ挑戦することが決った。日本を代表するエースとしてぜひメジャーでも活躍してほしい。かつてメジャー挑戦を訴えた各球団のエースたち。行けなかったのは巨人の上原投手だけのようになった。 だが上原投手には他の投手と…

高校生の気持ちを翻弄することが作戦という巨人

高校生ドラフトが終了し、事前の競合すると思われていた選手の行き先も決定したのだが、ニュースで巨人のドラフト作戦が放映されていた。その場で長島一茂氏の発言は巨人という球団の選手をどう扱っているかという意識が反映されていて面白い。 長島一茂氏は…

エースとは何か(桑田と金村)

巨人桑田投手が巨人を去ることを球団公式ホームページ上で発表し、自分を必要としてくれる他球団で現役を続けるそうだ。一方パリーグの1位を争っている日本ハムでは金村投手が監督批判をして、出場選手登録を抹消される。ふたりのエースを考えてみたい。 桑…

保身か、川淵会長のジーコ前監督解任予定発言

川淵日本サッカー協会会長がワールドカップ本戦前にジーコ前監督を解任する予定があったとロイターのインタビューで答えたようだ。なぜ今ロイターを通じて世界へ向けてそんな内容の発言をする必要があったのだろうか。振り返ってみて、では自己に関してはど…

パロマとゴールデンゴールズ、それぞれの無責任

一メンバーの不祥事でゴールデンゴールズが解散すると発表されたことは、アンケートでは圧倒的に解散しなくていいというものが多い。だが、真っ先に思いついたことは監督辞任と解散。タレントのスポーツや文化活動を考えるうえで非常に参考になる事例ではな…

中田英寿選手引退を機にJリーグを考える

中田選手が現役引退を表明した。日本のサッカー界をリードし続けてきた功績は誰も疑うことはない。ごくろうさまでした。今後ぜひ日本のサッカー界のための活動を継続してほしい。ごくろうさまでした。 ところで、その中田選手のピッチで動かなかったシーンが…

今後4年間でどこまでブラジルに近づけるのか

日本代表のワールドカップは終わった。ブラジルに4−1の完敗。予選1引き分け2敗で勝ち点1。現在の実力をそのまま反映した結果なのだろう。ブラジル戦の圧倒的な実力差に接して、今後4年間で少しでもブラジルに近づくために新しい戦力の強化を始めなけれ…

ワールドカップの敗戦を演出した日本のテレビ局

サッカーのワールドカップの日本の予選敗退が濃厚になったが、テレビ局はまだ望みがあると煽り続ける。可能性が無いわけではないが、予選敗退はテレビ局が作った部分も多いことをテレビ局は何も反省していないようだ。 日本が決勝進出する条件は最終ブラジル…

引退と現役続行、それぞれの貢献

女子マラソンの有森選手が来年2月の東京マラソンで引退するというニュースとボクシングのWBCスーパーフライ級王者徳山選手が亀田選手、長谷川選手に対戦相手を限っての現役続行というニュースが同じ日に飛び込んできた。この2人の考え方の違いからスポ…

パフォーマンスは新庄選手から球界への置き土産

新庄選手が阪神戦の練習時にかつての阪神時代のユニフォームを着て登場したことに対し、セリーグでは協議した結果厳重注意を新庄選手に伝えたようだ。新庄選手が引退を発表してからのパフォーマンスはまるで球界への置き土産のようにも思える。 今回の注意は…

なぜか自ら無能を主張する中日球団経営陣

プロ野球交流戦が始まり、また今年も新鮮な対戦と新たなスターの誕生が楽しみだが、第一戦を落とした中日が早くもまた交流戦反対を主張しているようだ。その理由が情けない! 中日の交流戦反対の理由はなんとチケットが売れないからだそうだ。チケットが売れ…

NPBのレベルそのままのドーピング陽性、入来投手

入来投手がMLBのドーピング検査で陽性を示し50試合の出場停止となったそうだ。入来投手は日本とアメリカで買ったサプリメントを飲んだだけという答え。すでに陽性を自白しているような答えだが、本人は困惑とのこと。あまりに無知すぎる。 オリンピック…

役職不適格者ほど役職に請われる寒い現実(スケート連盟から)

昔からの日本企業にはたくさんある事例に違いない。そうスケート連盟のことだ。私的流用の疑いやずさんな経理の責任を取って理事8人が引責辞任し、定年役員を合わせて14人が辞任したスケート連盟内に辞任した役員を残してはどうかという意見さえあるよう…

永久に2番手とモチベーション

柔道女子48キロ級の北田選手が引退するそうだ。「強くなりたい、勝ちたいという燃えるものがなくなった」ということのようだが、常に谷(田村)亮子選手の2番手でしか評価されなかった選手生活は大変だったことだろう。ごくろうさまでした。 北田選手はフ…

ゴルフの世界殿堂にはローカルでの活躍選手を入れるべきか

ゴルフの世界殿堂入りの投票で尾崎将司氏は今回もだめだったようだ。日本から世界殿堂入りしているのは、樋口久子氏・青木功氏・岡本綾子氏というアメリカやイギリスでも活躍した3人。尾崎氏はこの3人とは明らかに異なる基準なのだろうが...。 尾崎将司…

勝てばいいのか、負けたらいけないのか

玉木正之氏の公式ウェブサイトのナンヤラカンヤラにこういう一節があった。「勝てばいいのか…。勝たんとアカンちゅうのんはスポーツ・ビジネスとはいえへんで。そもそもスポーツとは勝ったり負けたりするもんなんやから。」この文はある特定の理論を指した反…

楽天のエース岩隈投手は投げられるのか

楽天の鹿島投手コーチが岩隈投手に対し、5月中には投げられるようになってほしいと投球再開を要望したそうだが、野村監督は「今季ダメなんじゃないか」と突き放したまま。このまま岩隈投手は今季投げないままなのだろうか。 岩隈投手といえば楽天移籍に関し…

強い巨人と弱い楽天に共通のもの

巨人が4連勝と好調でセリーグ首位を走っている。対照的に楽天は予想以下の最下位。まだ開幕したばかりでわからないが、あまりにも単純な原因での好不調の気がしてくる。 原監督に代わった巨人。もちろん昨年の弱い巨人はあの堀内監督だった。一方で野村監督…

ご飯一杯を賛辞だと言い張るフランス人(荒川選手の金メダル)

フランスのフィギュアスケート解説者フィリップ・キャンデロロ氏が荒川選手の金メダルに対しご飯一杯分の価値だと発言した件に関し、今でも言い訳をしているようだ。 フィリップ・キャンデロロ氏はご飯一杯分の価値という意味は、「日本の心の象徴ともいえる…

報われない福留選手と中日の選手

巨人がWBCで活躍した上原投手と李選手に報奨金を贈ることに対し、中日の西川球団社長は異議を唱えているようだ。 西川球団社長の言い分は、中日の選手は中日のために貢献してこそ評価されるべきであってWBCで活躍したからといって中日のためには全くな…

おめでとう!WBC日本代表優勝!

WBCで日本代表がキューバに10対6で勝利!優勝しました。どのチーム相手でも堂々の互角以上の戦い。ほんとうにおめでとう!いい試合をありがとうございました。

WBCは合同就職セミナー?

いよいよWBCも決勝戦。日本かキューバか。開催国アメリカをはじめ、メジャーリーガーを集めた国々が敗退したWBCは最初の開催意図を達成できたのだろうか。 開催意図をさまざまな角度から分析してみよう。まず、正当なところから言えば、(1)野球の世…

(WBC)よくやった日本代表、さあ決勝はキューバ戦

日本代表がWBC準決勝で韓国に6−0で快勝!決勝進出を決めました。おめでとう! 上原投手がよく投げ、福留選手(HR)、里崎選手、宮本選手、イチロー選手、多村選手(HR)のタイムリー。打線がつながり、代打の采配もピタリはまっての完勝でした。 さ…